アニメ『その着せ替え人形は恋をする』の舞台の一つ、埼玉県さいたま市岩槻。五条君の自宅や通学シーンの多くが描かれいます。
本記事では、岩槻駅や公司人形といった登場スポットを現地写真とともに紹介し、さらに制作側の意図や五条と海夢の通学ルートも考察します。
聖地巡礼の地図(Googleマップ)も掲載しているので、実際に訪れる際の参考にしてください。

どうも、岩槻城址公園にいるダイサギです
聖地巡礼ついでに岩槻城址公園へ行ったら、偶然近くで撮れたので案内役に採用しました。
池袋編に引き続き鳥類が採用されましたが、池袋編のように各スポットの歴史については、投稿を予定しているスタンプラリー編に譲ります。ただ、聖地巡礼に行くだけでは物足りないと感じる方はスタンプラリー編も合わせてご覧ください。


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岩槻駅とその周辺
岩槻駅は1話の通学シーンや6話の五条が海夢を送るシーンで登場します。


岩槻駅東口 1期1話5:15あたり


人形の矢作付近の通りを歩くシーン 1期6話5:25あたり シーンに寄せた写真ではないです…
岩槻駅周辺の街灯はひな人形をイメージした特徴的なものになっています。


左 1期4話4:35あたり 右 1期6話5:22あたり


海夢が岩槻駅1番線に向かうシーン 1期6話6:05あたり


岩槻駅改札口 1期1・6話で登場
改札のシーンは第1話の通学シーンにも登場します。よく見ると、2番線(柏方面)に向かっていることがわかります。なお、五条たちが通っている高校のモデルは、千葉県立柏の葉高等学校です(今回は訪問していません)。
実際に岩槻駅から柏の葉高校へ向かう際も、2番線(柏方面)を利用する必要があります。そのため、作品中の描写が実際の通学ルートに沿って制作されている点は、よく考えられています。
公司人形


初登場 1期1話3:10あたり
劇中では何度も登場するため、ここでは初登場シーンの時間を記載しました。読み方は「公司人形(こうじにんぎょう)」です。原作でも同じ建物が描かれています。
実際に岩槻を歩いてみると、工場兼住宅のような建物はこの場所しか見当たりませんでした。作品の設定上も工場兼住宅にしたい意図があると考えられるので、この建物をモデルに選んだのは自然なことだと想像できます。
駐車場と民家を挟んで公司人形の展示場兼直売所もあります。人形に興味があれば、あわせて立ち寄ってみるのもおすすめです。



私が行った時は残念ながらお休みでした
踏切・ガード下


1期1話5:15あたり 写真と反対側からの描写は1期6話1:30あたり シーンに寄せた写真ではないです…


1期9話4:00あたり
ガード下の高さはわずか2mしかなく、大型の乗用車が通るのは難しい造りになっています。それにしても、これほど特徴的な場所をよく見つけ出したものだと、制作側のリサーチ力とこだわりを感じます。
訪れた場所の地図
考察 海夢宅はどこにある?
海夢の自宅は、おそらく 中浦和~武蔵浦和駅の武蔵野線沿い が想定されていると思われます。以下、その根拠をシーンと共に整理します。
根拠① 岩槻駅からは大宮駅方面に帰宅している
改札シーンでも触れましたが、1期第6話で海夢は岩槻駅から大宮方面に向かって帰宅しています。
根拠② 大宮駅までは確実に行っている
大宮方面であることは根拠①から分かりますが、岩槻~大宮の間にも駅はいくつかあります。しかし、1期第7話で五条が海夢宅を訪ねる際に持参したお土産は治一郎のプリンでした。
治一郎はルミネ大宮に店舗がありますので、少なくとも大宮までは移動していると考えられます。



治一郎は浜松市に本店があるバウムクーヘンが有名なお店で、東海地方在住の私はここのバウムクーヘンをよく買います
根拠③ 池袋駅からは埼京線を利用
アニメ1期5話で池袋での初コスプレイベントの帰り、埼京線に乗っています。車両は今では珍しい東京臨海高速鉄道70-000形が描かれています。
もし大宮まで行くなら、高崎線や湘南新宿ラインの方が速いはずですが、あえて埼京線に乗るのは、海夢宅が高崎線の停まらない駅周辺 にあるためだと考えられます。



ちなみに原作では車内の背景は70-000形ではなく、バラバラになっています
根拠④ 学校への通学ルートが対面している
オープニングでは、五条と海夢が正門で反対方向から登校してくるシーンがあります。
再生をすると、反対方向から登校してくるシーンから始まります
- 五条:柏の葉高校の北側から来ており、江戸川台駅からバスに乗車 → 柏の葉中央バス停で下車したと考えられます
- 海夢:南側から来ているので、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅から向かっていると推測できます
つくばエクスプレスを利用しているなら、他の根拠と組み合わせて考えると、武蔵野線と接続できるエリアに自宅があると考えられます。
根拠をまとめると
- 根拠①② → 大宮より南側(東京方面)
- 根拠③ → 埼京線沿い
- 根拠④ → つくばエクスプレスに乗り換え可能な路線=武蔵野線
以上を総合すると、中浦和または武蔵浦和 が最も可能性の高いモデルだと考えられます。


出典:地理院地図より筆者作成
通学時間を考えると…
まとめると、2人ともかなりの長距離通学をしていることになります。
- 五条:片道1時間40~50分ほど
- 海夢:少なくとも片道60分以上はかかる
現実的にはかなりハードな通学距離ですが、舞台設定が現実の路線としっかり整合している点は、作品のこだわりを感じさせます。
正直、ここまで細かく再現しなくても視聴者には気づかれないと思いますが、あえて現実に寄せて作られている点がこの作品の魅力のひとつだと感じました。
まとめと感想
岩槻は住宅地に位置しているため、人通りも少なく落ち着いて聖地巡礼を楽しめます。ただし、人が少ないからこそ目立ちやすいので、周囲の迷惑にならないよう配慮しながら訪れてみてください。
また、海夢宅の場所に関する今回の考察はあくまで推測にすぎませんが、辻褄はおおむね合っていると感じました。池袋編に続き、現実の地理に沿った丁寧な舞台設定がなされていて、改めてよく作り込まれた作品だと実感しました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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